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アニメキャラ・バトルロワイアルGOにおける地図 施設解説 ※ネタバレを含みます(キャラの死体状況等) +開示する MAPに記載された施設 エリア 施設 出典 解説 A-1 501JFW基地 ストライクウィッチーズ A-2 501JFW基地 ストライクウィッチーズ A-5 ナザリック地下大墳墓 オーバーロード A-7 振り返ってはいけない小道 ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない B-2 白楼閣 うたわれるもの 偽りの仮面 B-4 病院 指定無し B-8 あんていく 東京喰種トーキョーグール カーテンを鉄華団のマーク入りペナントに利用 C-4 松野家 おそ松さん C-6 納鳴村 迷家-マヨイガ- ヤモリにより半壊となった家屋がある。 D-1 墓地 指定無し D-3 巡ヶ丘学院高等学校 がっこうぐらし! D-8 図書館 指定無し E-2 CGS本部 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ F-3 マルノウチ・スゴイタカイビル ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン 二階喫茶店の窓が粉砕、砕け散った机が散乱。二階喫茶店に霧島董香の遺体が放置 。 F-8 溶鉱炉 指定無し E-2 CGS本部 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ E-7 光覇明宗総本山 うしおととら G-2 ライブ会場 THE IDOLM@STER G-5 球技場 指定無し G-7 トロピカルランド 名探偵コナン H-1 学園艦 ガールズ パンツァー H-2 学園艦 ガールズ パンツァー H-4 冒険者ギルド この素晴らしい世界に祝福を! MAPに記載されていない施設および放置支給品状況 エリア 施設 出典 解説 C-1 民家 指定無し 松野一松、ナンコが引きこもっている。 F-3 ハンバーガーショップ 指定無し マルノウチ・スゴイタカイビルの正面。一階は商品を受け取るカウンターと調理場、二階より上が座席となっている。 F-6 山側の川沿い 指定無し IV号戦車F2型はF-6の川沿い山側に放置してあります。草木でカモフラージュするぐらいはしてるかもしれませんが、本格的にやる程時間はありませんでした。 G-6 G-6付近 指定無し シャルティアの支給品が放置 H-2 港 指定無し 「アスタコNEO」が放置。コンテナが幾つか並んでいおり、クレーンも二機程が備え付けられている。
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GladiaBers_A.png 名前 グラディエイト・バーサーカー タイプ 攻撃 ディレイ 4秒 基本効果 物理攻撃力(487%) 貫通範囲 (貫通回数 3) ダメージ減少 -35% 追加効果 ノックバック確率 50% 習得条件 マスタリーLv40 スキルポイント 168
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アニメキャラ・バトルロワイアル4th @ wikiにようこそ キャラの死亡、流血等人によっては嫌悪を抱かれる内容を含みます。閲覧の際はご注意ください。 現在の本スレ http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14759/1438182076/ 現在の予約 予約者 予約しているキャラ 予約期限 延長 ◆RPDebfIIlA氏 志村新八、矢澤にこ、一条蛍 2015/08/03(月) 00 00 05 可 ◆DbK4jNFgR6氏 風見雄二、天々座理世 2015/08/03(月) 00 02 18 可 ◆Z9iNYeY9a2氏 南ことり、満艦飾マコ 2015/08/03(月) 00 08 18 可 ◆LaBi18zCV.氏 雨生龍之介、保登心愛 2015/08/03(月) 01 13 07 可 ◆0safjpqWKw氏 ランサー、キャスター、高坂穂乃果 2015/08/03(月) 10 20 54 可 ◆bT2EJKYnUo氏 ジャック・ハンマー、アインハルト・ストラトス、池田華菜 2015/08/04(火) 11 51 34 可 メニュー 本編SS目次・時系列順 本編SS目次・投下順
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【名前】リザ・ホークアイ 【出典】鋼の錬金術師 【種族】人間 【性別】女性 【声優】根谷美智子(新・キューティーハニーの如月ハニー、天元突破グレンラガンのアディーネ、R.O.Dのナンシー・幕張) 【年齢】20代後半 【外見】金髪に鳶色の目という容姿端麗な女性 【性格】冷静沈着 【備考】 アメストリス軍の中尉。ロイ・マスタング大佐の部下。 性格は仕事中は常に冷静沈着で、よほどのことが無い限り感情を表に出さない。 類稀な射撃の腕前を持って銃器一般を使いこなし、常に銃を二丁携帯している。 名前と、その正確無比な狙撃から「鷹の眼」の異名を持つ。 以下、アニメキャラ・バトルロワイヤル 2ndにおけるネタバレを含む + 開示する リザ・ホークアイの本ロワにおける動向 初登場話 019 線路の影をなぞる者(レイルトレーサー) 死亡話 194 DEVIL MAY CRY 登場話数 9話 スタンス 対主催(脱出) 現在状況 一日目の夕方時点で死亡。遺体は消滅 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 エドワード・エルリック 仲間 エド君 元世界の仲間。 ※ロワ内では再会していない。 アルフォンス・エルリック 仲間 アル君 元世界の仲間。 ※ロワ内では再会していない。 マース・ヒューズ 仲間 中佐 元世界の仲間。 ※ロワ内では再会していない。 スカー(傷の男) 敵対 スカー 元世界の敵 ※ロワ内では再会していない。 クレア・スタンフィールド 中立 姿は見ていない。"線路の影をなぞる者(レイルトレーサー)"と認識 019 線路の影をなぞる者(レイルトレーサー) マタタビ 中立 合成獣(キメラ)の一種と考えている 050 マタタビからの挑戦状 パズー 仲間 パズー君 行動を共にしていた。守りきれなかったことに対する後悔 069 この呼び方では迷惑ですか? ランサー 不認知→中立 武器を貰う 096 蒼い狗 Dボゥイ 友好 Dボゥイさん 銃・情報を交換 106 悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 小早川ゆたか 友好 106 悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 相羽シンヤ 敵対 パズーの仇。名前は知らない 150 崩落 の ステージ(後編) ロイ・マスタング 仲間 大佐 元世界の仲間。殺害される 189 焔のさだめ 神行太保・戴宗 その他 遭遇直後。助けようとする(ただし死亡後) 189 焔のさだめ スバル・ナカジマ その他 遭遇直後。助けようとする 189 焔のさだめ 最終状態 【E-6】デパート前にてロイ・マスタングに殺害される。 遺体はその直後の振動螺旋エヌマ・エリシュにて消滅する。 踏破地域 【H-7】トンネル→【H-6】温泉→【E-7】T字路→【C-7】道路→【C-6】南部・市街地跡→ 【E-6】デパート前 1 2 3 4 5 6 7 8 A■■■■■■■■ B■■■■■■■■ C■■■■■□□■ D■■■■■□□■ E■■■■■□□■ F■■■■■■□■ G■■■■■■□■ H■■■■■□□■
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HERO SAGA 『崩落』 ◆0zvBiGoI0k ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『ルルさんっ!ルルさん!返事してください!』 「っぐぅ……」 耳元から聞こえる叫び声にルルーシュの意識が呼び覚まされる。 何とか起き上がりまずは自分の状態。【歩く教会】の恩恵か目立った傷はなし。 折れた腕が無意識に動かしたせいか痛みがぶり返してるがまだ許容範囲だ。 自分の置かれた状況を飲み込みつつ、通信に応える。 「桃子か……脱出は済ませたか……?」 『完了したっす。丁度ルルさんのいる所の反対側にいるっすけど、突然ドーンて爆発して……』 周りを見やる。埃に舞って遠くまでは見えないが、式、デュオ、五飛、憂の姿は確認できた。 動きを見せている所からも一応生きてはいるようだ。 「……そうか。良し、こちらに合流しろ。もちろんステルス状態でな」 それならもう締めの時だ。相手の戦闘力は予想以上だった。ここで必ず止めを刺さなければならない。 ミサイルの直撃を受けて生きてるとも思えないが万全を期すために爆破スイッチを取り出す。 (……しかし爆発に飛ばされるとはな。距離はちゃんと計算した筈だが……) 着弾距離と爆発の規模は完全に把握していた。 計算なら直撃を受けたバーサーカーが政庁深くに吹き飛ぶのを見届けられていたはずなのに こうして巻き込まれるヘマをしている。不手際などなかったはずだが…… (―――待て、まさか―――) その時、ルルーシュの脳内に不吉な想定が芽生える。決してそれはあってはならないと知りつつも、 その可能性が高いことに気付いてしまう。 その仮定を肯定するように、 「■■■■■■■■■■■■………………!」 地獄からの雄叫びが聞こえた。 ▽――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「憂!」 唯は叫ぶ。妹の名を叫ぶ。叫びながら砂埃が舞う戦場を走る。 視界が利かない中、周りからトロいと呼ばれる彼女が走ればどうなるかは言わずもがな。 すてんと、破片につまづいと大仰に転ぶ。 鼻を押さえながら、それでも足を止めることなく進み続ける。大事な妹を助けるために。 「唯!行っちゃ駄目だ!まだ!」 その後を澪は必死に追う。震える全身に鞭打ち、砂霧の中に消えた友達を探し彷徨う。 式達が決死の攻防戦を敢行してる間、唯と澪は少し離れた所でその有様を見ていた。 唯は憂の傍に駆け出そうとしていたが澪がそれを制した。自分達が行っても何にもならないと、 足手纏いになるだけだと問い詰めて。 けどそれは仮初の理由で、本音は唯にあそこに近づいて欲しくなかっただけなのだろう、 ……バーサーカーというあの怪物。あれは多分、橋で私が感じた悪寒の根源だ。 それがここにいるということは、やっぱり伊達政宗は死んだのか。加勢に向かったヴァンという人も、福路美穂子も。 この目でその強さを見た伊達政宗に物凄い脚の速さを見せ付けたヴァンさん。 それと怪物みたいな左腕を持った福路美穂子が3人束になっても、あの怪物には敵わなかったんだ。 そんなモノの近くに、唯を置かせたくはなかった。つまるところ理由はそれだけなのだろう。 けどそれは、あそこにいる憂ちゃんや他の戦ってる人達を見捨てる意味にもなる。 だから私は離れた隙に荷物をひっくり返して中にある武器をもう一度確認した。 私だってもう逃げるのは嫌だ。力があるなら戦いたいって思ってる。 私自身はそんな力を持ってないんだからなにか武器を取るのがそれに繋がると思っていた。 闘技場で気絶してから中身は見てなかったし、政庁に入ってからも憂ちゃんや唯、 式さんのことを考えてほったらかしだったのだ。 服や本なんかを除くと、唯を撃ってしまった銃にナイフ、変に折れ曲がった剣などがあったが、 私にとって武器以外の思いもある、律が持ってた日本刀を鞘に入れて明智光秀を刺したドラムスティックと同じく腰に挿した。 オレンジ色の鞄も出てきたが中を開いても何もなく、そのまま放っておいた。 どこかで、ジジジジジ、と虫の羽の音みたいな音がしていたが無視した。 そうしている内にルルーシュさんが蟹?みたいな生き物?に取り付けたミサイルを化け物に向けて発射した瞬間、 もの凄い音と一緒に辺りに埃が舞って様子が見えなくなってしまった。 それにいてもたってもいられなくなった唯が一人で走りに行ってしまい、 私は後を追って唯を探している。 そうしてようやく唯を見つけた。憂ちゃんもそこにいた。気絶してるようだけど動いてる。生きている。 良かった。あとは2人を連れてここから離れるだけ。ミサイルが直撃したんだからあの怪物だって生きてなんかいない。 風が吹いて埃が消えていく。景色が晴れて夕焼けの太陽が顔を見せる。 そんなある種幻想的な光景の中で、 「■■■■■■■■■■■■………………!」 二人の背後に、あっちゃいけない姿があった。 「え――――――」 ワケが分からない。 どうしてあの怪物が唯の目の前にいるの。 どうしてそんな、今にも唯を■そうとしているの。 どうして、みんな私の目の前で死んでしまうの。 律は苦しみながらも、最後まで私を案じながら首を落とされた。 紬は狂わされて、人を殺してしまい胸を貫かれた。 唯は、憂ちゃんはどんな■■■を見せて死んでしまうのか。 嫌だ。そんなのは嫌だ。もう友達を目の前で失うのは嫌だ。 ……違う。私が嫌なのは私自身だ。 逃げるのが嫌なんだ。何もできずにただ逃げて恐がるだけの自分が嫌なんだ。 そんな自分と決別するために自分を破滅させた男を殺したのに、これじゃ何も変わらない。 私は、変わりたい。 だから、お願いします。 神様でも悪魔でも構わないから、 誰か、唯(わたし)を助けて下さい。 ……祈りは、神でも悪魔でもないモノに届いた。 ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― バーサーカーのしたことは何のことはない。ただ飛んできたミサイルを、手に持つ斧で弾き返しただけだ。 だけ、という行為がどれだけの筋力と技量と精神が必要となるかは細かく説明することもないだろう。 技量に関しては「バーサーカー」には望めない課題だが、他2つについてはそれを補って有り余る為合格点は越えていた。 本来は「叩き落とす」つもりだったのが、両断されて表面積が減り先が尖っていたため「切り落とす」形になってしまった。 結果、中途半端な位置に跳ね返ったミサイルは本来安全な位置にいたはずのルルーシュ達に飛び火し、 バーサーカーも肌を焼き、元々半壊してた軍配斧は今度こそ完全に破壊された。 武装がなくなったといはいえバーサーカーの行動に変化などない。 凶暴に、乱暴に、暴虐に狂うのみだ。 それならば目の前に立ち尽くすルルーシュを狙うはずだが、バーサーカーは素通りする。 理由は一つ、「餌」に釣られたからである。 足を進めた先には、気絶しているゴシックロリータの少女、平沢憂。 当然、性別にも服装にも狂戦士の気を引く要素など皆無だ。 見えぬ目に留まったのはその腰に吊るされている袋。更にいうならその中身。 膨大な魔力の篭もった十の宝石だ。 聖杯に招かれしサーヴァント・アーチャーを喚びし名門魔術師、遠坂凛。 血統も才能も実力も超一流の才女が年月を蓄えて魔力を充填した礼装たる数々の宝石。ちなみに1個約数千万。 年齢に関わらず女性にとって宝石とは目を輝かせるものなのか、憂もまたそんな輝きに魅せられて 暇があれば大粒のダイヤやルビーを鑑賞して楽しんでいた。 デイパックからいちいち出すのが面倒くさいと考えていたので、巾着袋に入れて腰に下げていたのだ。 内蔵された魔力を炸裂させれば十全のバーサーカーにも損害を与えられる程の威力を持つが、 魔術に関わりのないルルーシュにその価値など見出せるわけもなく 好きに弄らせておけばいいと放置していたそれが、ここに飢えた獣を引き寄せる疑似餌となった。 ここにまたしてもルルーシュは九死に一生を得たことになる。本人を含め、誰も気付いていないが。 「■■■■■■■■■■■■――――――!」 咆哮と共に開けた口から、極太な乱杭歯が覗く。 これだけ充実した魔力、全て取り込めば瞬く間に肉体に活力が戻るだろう。 当然宝石の詰まった袋だけつまみ取るというような精密な動作をバーサーカーが行えるはずもなく、 また行うつもりもなかった。 近くにある肉ごと、宝石を砕き飲む。効率は悪いが順序だてる余裕も思考もない。 いつのまにか傍に命が一つ増えているが関係ない。贄は、多い方が供給も多くなる。 大英雄という名とは程遠い鬼畜な行為に嘆く間もなく開けた大口を地に押し込もうとした時、 質量を持った影が、巨人の周囲を駆け巡った。 「■■■■■■■■■■■■――――――!」 何かは分からぬ。だが「何か」が己の周りを高速で旋回していることは分かった。 なら―――話は早い。回る黒渦の中に腕を突っ込む。瞬間、腕に何かが食いつく感触があった。 それは、黒いネコだった。いや、ネコのようなもの、というべきか。 単に影だけで出来ているそのシルエットがネコに似ているだけのことだ。 「■■■■■■■■■■■■――――――!」 触覚が捉えたのが先か、本能で握りしめたのが先か、掴んだソレを振り回し、地面に叩きつける。 何度も、何度も。 やがて腕に突いた黒い染みも消えた。そのまま狙いの宝石を持つ少女を喰らおうとして、 自分よりも大きな口に顔を喰われていた。 「■■■■■■■■■■■■――――――!?」 引き剥がそうと片手でネコ、いやネコだったものを掴み、握り潰す。影は消え、 だがすぐに形を戻しバーサーカーに食いつく。 「唯!早く!」 バーサーカーが黒い影に悪戦苦闘してる内に、澪が唯たちの元に走る。 その目は、怯えを孕みながらも以前よりも強い決意に満ちていた。 「澪ちゃんスゴイね!いつのまにあんなこと出来たの?」 「え、いや出来たっていうか……うん、まあ簡単かな!」 未だ気絶中の憂をおぼつかない足取りで肩に背負う唯その眼差しが少しだけ嬉しくて、 適当にはぐらかして顔を隠しながら逆の肩を持つ。 正直な所、澪にも今戦ってるあれが何なのかは分からない。 助けてと強く願ったらいつの間にか真っ黒なネコが目の前にいて、 それが私の言うとおりに動いてくれると分かるだけだ。 澪の呼び出したネコに名前はない。ただ個体認識の手段として便宜的に付けるとしたら「影絵の魔物」、 詳しくいうならば「蒼崎橙子の使い魔」だ。 澪が支給品のトランクケースを開いた瞬間にそれは現れた。ただ澪はそれが出る瞬間を見過ごし、 使い魔は自分を出した主人から指示がなかったため姿を見せなかった。 この使い魔はトランクケースを開けた人物を主と認め、命令どおりに動くよう調整されている。 ネコの姿は偽装のようなものであり、脳天を蝶番のように開いて巨大な口に変わり敵を捕食する。 だがこれの最も驚くべきギミックはその永続性だ。 ネコの影はただの「映像」に過ぎない。鞄に仕込まれた幻灯機が大気にエーテル体を映し魔物を具現化させる。 従って鞄の機械が機能してる限り使い魔は何度でも蘇られる。 この世に二つとない才能の持ち主、封印指定の人形師お気に入りの一品だ。 小難しい話を切って要約すれば、鞄を手放さければあのネコは不死身だ、という認識で概ね間違ってない。 無論、措置として幻灯機の起動は10分が限界でそれを過ぎれば1時間の間使用不能になる枷も用意されてあるが。 「あっ!これ憂が乗ってたやつだ!澪ちゃん、これに乗ろう!」 目の前には先ほどまで憂を乗せていた蟹みたいなモノ。全く微動だにせずちょっと不安だけどそこに憂の体を横たえる。 確か、この手綱を使って動かしてたような…… 光り輝く縄を持った瞬間、蟹が動き出す。3人乗りは少しキツイけど無理なことはない。 多脚ならではの安定感でその場を離脱する。 (これなら……私も戦える!唯を守れる……!軽音部の皆を助けられる……!) 澪はその暇があれば天に祈りたい気分だった。これでもう逃げなくていい。起源は乗り越えた、 他の人たちみたいに戦っていける。何より唯たちを守れる。 ブラッドチップの効力は未だ澪の体内で除去されず、芽生えた思いの火を強く灯す。 ……その思いが、何処か履き違えていることに気付かずに。 「■■■■■■■■■■■■――――――!!」 とうとう痺れを切らしたバーサーカーが黒いネコを無視する。 鼬遊びに興ずる暇はない。ネコの攻撃が自分に致命でないことに気付いたバーサーカーは 纏わり付く影を払い、離れていく3人を追いかける。魔力の補給の為でなどなく、 屠るべき敵として。 足に噛み付く口を蹴り抜く。ネコは存在が希薄な分物質的な衝撃には強くはない。 重量オーバー故か常時よりも鈍い蟹へ魔手を伸ばす。 側面からの斬撃が飛ぶ。刃の主は黒くもなければネコでもない。確かな輪郭を持つ1人の人間だった。 「余所見をするなと言った!貴様の相手は俺だ!」 額に血を濡らしながら五飛はバーサーカーに立ちはだかる。3対1でも押された相手、 1人で迎え撃つなど自殺行為でしかない。 「女!刀を寄越せ!」 夫婦剣を狂戦士に向け投擲し怒声をあげる五飛に驚きながらも唯は荷物から中務正宗を手渡す。 鞘から抜いたや否やまたしても単独で駆けて行く。 「■■■■■■■■■■■■――――――!!」 真正面に立つ敵を、バーサーカーが素通りする道理はなし。 武器がなくとも肉体そのものが一つの武器であるバーサーカーにはさしたる影響もない。 迫る夫婦剣を事もなげに弾きながら、隻腕から魂ごと消し飛ばしそうな剛拳が唸る。 その拳を、五飛はかわす。それだけでなくすれ違いざまに腕に刀を這わせ縦に裂く。 「■■■■■■■■■■■■――――――!!」 「おおおおおおおおお!!!」 今までの比ではない苛烈さで五飛は双剣を振るう。まるで、何かに導かれるように。 『この攻撃で奴が倒せるとは限りません。 だからもし奴がまだ生きていた時は―――貴方が、奴を倒して下さい』 1度目のミサイルを放つため散開してた3人が近づいてきた時に、 誰にも悟られることのなく紡がれた、呪いの言葉。 敵を定めたその瞳は、赤く紅く輝いていた。 □――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Cの魔女より与えられし力、ギアスの効果は相手に指示した内容を強制させること。 人の意思を湾曲させ捻じ曲げる力だ。 だがその内容が対象にとって当然の行いによる場合、如何なる変化が起きるか。 これに似たものに、サーヴァントへの絶対命令権、令呪というものがある。 過去の英雄の魂サーヴァント。それが自身を喚び出した魔術師―――マスターに必ず忠誠を尽くすとは限らない。 特に悪徳を重ねたことで名を残した「反英雄」はあからさまにマスターに敵意を向けることもある。 その保険がサーヴァントを律する秘蹟、3度だけ指示に従わせることのできる令呪という存在だ。 令呪の強制力はほぼ絶対で、自身の自害すら命じられても逆らえない効力を持つ。 そして令呪のもう一つの使い方として、「サーヴァントの強化」というものがある。 「来い」と念じればどれだけ離れていても一瞬でその場に転移させることが出来るし、 「必ず勝て」と命じれば曖昧さ故効果はやや減じるものの、常時より多くの魔力を供給されたり、痛覚を無視して行動できる。 ギアスと令呪、回数や条件の違いはあれど互いに似通った性質を持っている。 ではギアスで「バーサーカーを倒せ」と命じられた張五飛はどうなったのか。 これにもまた前例がある。この会場にもいる枢木スザクだ。 彼には「生きろ」というギアスがかけられている。これが発動した時、 つまり命の危機に瀕した時、スザクはあらゆる手段を以て「生き」ようとする。 理性で使用を控えていた核兵器を撃つことにも躊躇しなくなる。 これを応用してあえて死地に飛び込むことでギアスを自発的に発動させ、 己の潜在能力を全て引き出しナイトオブワン、ビスマルク・ヴァルトシュタインを討ち取っている。 ここで重要なのは、五飛はルルーシュに命じられるまでもなくバーサーカーを倒す気でいたことだ。 よって意識の改竄が行われることなく、自らの意思で五飛は戦っているのだ。 式も、この中で最も付き合いが長いデュオもその変化に気付かない。 自身の手駒の戦闘力強化。駒一つに付き一回のみの精神ドーピング。 ルルーシュが持つ最大の手の一つを今ここで切ったのだ。 「貴様は!俺が倒すっ!!」 五飛は吼える。目の前の魔獣に向かい憤怒する。 女子供を食い殺そうと文字通り牙を向け、ただ殺すだけのため殺す。そんなものは「悪」ですらない。 外道の域すら超えている。 そんな餓鬼道の鬼の行いを許せる程五飛の「正義」は死んでない。 奴は倒す、倒さなければならない。そう思うほどに活力が沸いてくる。 筋が、骨が、脳髄が、奴を倒すためだけに作り変えられていく。 この瞬間の五飛は、刀を手にした式と同等の反応速度を得ていた。 無意識ながら五飛はギアスを完全にものにしていた。操られるのではなく、意思を同調させ ギアスの力を、自身の潜在能力を余すことなく引き出していた。 数を追うごとに勢いを増す剣閃に、バーサーカーも危険を察知する。 他に気を回す余裕などない。全力を以って当たらなければ消えるのは自身の命だと本能で直感する。 「はあああああああああ!!!」 正義を貫く闘志。 鍛え上げた肉体。 宝具にも届く秘刀。 絶対尊守の力ギアス。 4つの要素が絡み、相克し、1つの刃を成しその刃は、 バーサーカーの胸の真中を突き貫いた。 「■■■■■■■■■■■■■■――――――!!!」 使命を貫く殺意 神秘にまで高められた肉体。 試練の褒章に賜った宝具。 世界に刻まれた威名ヘラクレス。 4つの伝説が合わさり、狂い、1つの拳を生みだしその拳は、 超五飛の五体の全てを砕き散らした。 □――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ってぇ……」 爆音の後の静寂、デュオは意識を取り戻した。 無意識に受身を取ったがそれでも脳への衝撃は殺しきれず、1分にも満たないが気を失っていた。 「……ありがとな。また助かったぜ」 自分を守ってくれた「相棒」に感謝する。飛び散った1m強の瓦礫の散弾から身を挺してくれた死神の欠片に。 「……っそうだ。おい式!生きてるか!」 一番遠い位置にいた自分でこれだ。爆発に最も近かった式の安否が気になった。 最悪自分よりも吹っ飛んでるんじゃないかと危惧していたところに 「し―――」 「何度も呼ぶなよ、起きてるから」 壁にもたれながら、気だるそうに少女が返事をした。 「……無事か?」 「無事じゃないなら喋れないよ。……まあ体中痛いけど」 いつもの口調からは生気がない。体力を殆ど使い切ってしまったようだ。 これでは戦闘どころか、避難もままならないのではないか。 「そうか……今は休んでな。動けるくらいになるまでは待っててやるから―――」 「休む暇なんてないだろ……まだ生きてるよ、アイツ」 労いの言葉は、継戦の言葉に支えられる。 何を―――と言おうとした所に響く、狂人の吼える声が聞こえる。 MSだってまともに喰らえばただじゃ済まない一撃を、凌いだっていうのか。 「……刀、唯ってやつから一本もらってきてくれないか。そうしたら動けるから」 くの字に折れ曲がった刀が、手元にあった。新しい武器を、式は求めている。 「おいお前」 「だから死ぬ気なんかないって……ていうか、なんか意地でもあそこには行きたくなくなった」 遠い未来(さき)を見て、嘆くようにそう言った。 「ったく……分かったよ、それまでじっとしてろよ!」 この年でおつかいに励むことになるとは思わなかった。しかもかなり命がけの。 埃が晴れた先には、探していた人が全ていた。 特に目を引いたのは、狂人と真っ向に切り結んでいる五飛。冗談みたいな拳を冗談みたいな動きでかわし、 冗談みたいに重く鋭い一撃を食らわせている 「おい五飛!無茶やってんじゃねえよ!!」 フェイファー・ツェリザカの照準をつけるが近くで剣舞をする五飛の動きが縦横無尽過ぎて上手く狙いが付けられない。 位置取りを変えるためと蟹らしきものに乗ってる3人に近づくため移動しているところに、 全身を潰され、間に合わなかった男の姿を見た。 それに目を向ける暇もなく、バーサーカーはまだ生を続ける。 宿らせていた神秘を嗅ぎ付けたのか、近くに落ちていた短剣を掴み。 そのまま―――石を投げるかのように放った。 行き先は、3人の少女たち。 デュオは動かない。走ったって間に合わないし、盾になりそうなデスサイズの装甲版は重すぎて投げ飛ばせない。 大柄の鎌なら届くかもしれないがそれはデイパックの中にある。取り出した時にはもうおしまいだ。 叶う手は―――右手の銃のみ。 神経を、研ぎ澄ます。1秒が何秒にも遅く感じる静寂の中、引き金を引く。 超高速で回転する剣に、超高速の弾丸が被弾する。それは、何の神秘にも頼らない一つの奇跡。 けれど奇跡はそこで打ち止め。勢いは衰えたが狂戦士のギロチンは断頭を望む。 亜麻色の背中に、一本の羽が生えた。 ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 目をさましたら、そこに死があった。 私の目の前には、私を抱き寄せたお姉ちゃんがる。 背中にナニカがくっついていて、そこから赤い液体がスゴイ勢いで噴き出して、私の体を染め上げる。 「どう、して……」 そんなことを、聞いてしまった。理由なんて、ずっと前から知っているはずなのに。 だって、と咳き込みながらもお姉ちゃんは答える。痛みなんて、感じてないように。 「―――だってわたしは、憂のお姉ちゃんだから」 幸せそうに、あなたを守れて本当によかったと笑顔を浮かべながら、 眠るように、私にもたれかかった。 「あ……」 声が、漏れる。理解できない思いが、体中を走り回ってる。 この人に私は何の思いも持ってない。心底どうでもいい、生きても死んでも関係ないとしか思ってない。 その思いが、私の心の孔を障る。 平沢唯は私のお姉ちゃんで、生まれた時からずっとそばにいて、おっちょこちょいでドジで勉強も出来なくて私よりも胸が小さくて、 けどそんな人を、だれよりも優しいお姉ちゃんを私はずっと 何も、思わない。 思いが、暴走した。 その光景は、私の一番望んでいないものだった。 「え―――」 それしか言えない。言いたくない。言ってしまえば、それが現実だと理解してしまうから。 唯の背中には小さな翼が生えて、そこから赤い羽根が散らばっている。 命が―――ばらばらになっていく。 「い……や……」 嘆く。目から入った情報(死)が脳に理解を促す。手にした刀を投げ捨て唯だったものを固まる憂ごと抱き寄せる。 もう嫌なのに。守れると思ったのに。救いたかったのにまた失った。私の目の前で消えてしまった。 私が手に入れた力を使えばあの凶刃を唯から守れたかもしれないのに、私はあの影に巨人を殺せとしか願っていなかった。 心が―――反転する。戦意に向いていた思考は、ぐるりと恐慌に向き直る。薬の効果が足(おそれ)を加速させる。 心が、炸裂した。 「五飛!さっさと起きろよおい!!」 デュオは叫ぶ。その様がその音が、現実であると信じたくはなかった。 だが理解できている。人の死に深く多く関わってきたデュオには過たず理解出来ていた。 ソレが既に張五飛だったモノの残骸で、その名の人間はもうこの世を超えてしまった命なのだと。 「こ……の……ッ……!」 感情が、爆発した。 「あああああああああああああああああああああああ!!!!」 「いやあああああああああああああああああああああ!!!!」 「くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――――――!!!!」 絶望の叫びが、織りを成す。 終末の角笛は、黄昏に遅く吹いた。 【張五飛@新機動戦記ガンダムW 死亡】 【平沢唯@けいおん! 死亡】 ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (もう少しだ……!あと一息、あと一撃で奴を倒せるっ……!) 絶望の最中、未だルルーシュは勝機を見出していた。 本来は張五飛を切り捨て特攻させ相討ちに持ち込ませる算段だったが、 それでもバーサーカーの中心に突き刺さった刀はその確かな成果を示していた。 間違いなく、次の一撃であの破壊の化身を沈黙させられる―――! (よくやった張五飛……!知らずともゼロを騙った罪、これで帳消しにしてやろうじゃないか! 冥土の狭間で俺の正義を垣間見てるがいいっ……!) 溜飲の下がる心地を感じながら2機目のミサイル発射管と次弾の設置を終える。 今度のミサイルは信管をあらかじめ抜き純粋な刺突兵器として改修したものだ。 これなら爆発して周囲を巻き込むことなく、かつ確実に軌道上の政庁奥深くへと突っ込んでくれるだろう。 引火する恐れのある場所での誘爆に備えていたものだがこういう使い方はさすがに想定していなかった。 備えあれば、とはこのことだ。 「■■■■■■■■■■■…………………!!」 胸からほとばしる鮮血に構うことなく、バーサーカーは拳を掲げる。 まだだ。まだ戦える。まだ敵がいる。まだ戦う理由がある。 敵を倒すため、一つでも多くの命を摘み取るため。 悲嘆に泣き暮れる声へその元を断とうと重く足を動かそうとして、 2人、死神が前に立ってた。 「やることはさっきと同じだ。後ろは任せるぞ」 「……頭数が1人減ってるぜ。それにまだ保つのかよお前」 柄にもなく頼るという意思を見せる少女に、だが少年はいつもの調子はなりを潜め冷静に味方の状態を確認する。 「……一分くらいならいけるだろ。どの道それ以上長引けば全員お陀仏だ」 もう上着の役目を果たさないブルゾンを脱ぎ捨て、構えを正眼に直す。 手には少年より渡された九字兼定。五百の歳月を越え、鞘に抜くだけで結界を断つ大業物。 「へっ、それもそうだな。……それじゃ、最終ラウンドと行きますかね」 少しだけ口を砕き、落ちていた銃の確認をする。とっておきは一発だけ、予備弾薬を探す暇はない。 死神を駆る少年と死神の眼を持つ少女が、死神すら捻り殺す狂人と対峙するその最中、 誰もいない空間から、死神の鎌を持つ少女がその腕を振るった。 だが、それだけだった。 「………………………………………え?」 そんな、間抜けた声を桃子は出してしまう。 気配は完全に消せた。ここにきてステルスはさらなる冴えを見せ、 腕を振るう直前まで気付かれることなく狂戦士の背後に近付いた。 『右の脚を狙え』というルルーシュの指示も守った。 確実に、起動した「GN」ビームサイズはその野太い右の腿に触れたのだ。 触れただけで、それ以上刃が進むことはなかった。 ……一度死した要因を完全に克服する肉体そのものといえる宝具「十二の試練(ゴッド・ハンド)」。 戦国最強との三度目の激戦の終局、この身は一時とはいえ神造兵装すら超えたGN粒子の奔流を浴び既に命を燃やされている。 口が利けたらこう言うだろう。『ギリシャ英雄に同じ技(死)は通じない』と。 不意に、上を向いてしまう。その先を見ても、絶望しかないというのに。 巨人の目は潰れているのに、なぜか睨んでいるように見えた。 「■■■■■■■■■■■■■■――――――!!!」 最後の戦端は、そんな始まりだった。 ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― バーサーカーが、足元の少女へと拳を振りかざす。 式が、音速の踏み込みを以てそこに割って入る。 デュオが、無防備な顔面にCOLT M16A1/M203グレネードランチャーを放つ。 ルルーシュが、ミサイルの照準を合わせながら二重の意味で『消えろ』と叫ぶ。 桃子が、あらかじめ取り決めていた合言葉を思い出し姿を消す。 澪が、溢れ出た激情のままに影絵の魔物を解き放つ。 憂が、自分でも理解できない思いに駆られ手綱を握りおもし蟹をぶつける。 咆哮、閃光、爆音、激昂、無音、慟哭、絶叫、 この時この瞬間において、彼ら彼女らの心は一つだった。 音という音が混沌とした中、 「――――――チェックメイトだ」 誰かが、王(キング)の駒を握りしめそう呟く。 瞬間、世界の崩壊する音を聞いた。 時系列順で読む Back HERO SAGA 『大戦』 Next HERO SAGA 『終憶』 投下順で読む Back HERO SAGA 『大戦』 Next HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 張五飛 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 デュオ・マックスウェル 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 両儀式 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 平沢憂 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 ルルーシュ・ランペルージ 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 東横桃子 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 平沢唯 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 秋山澪 215 HERO SAGA 『終憶』 215 HERO SAGA 『大戦』 バーサーカー 215 HERO SAGA 『終憶』
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筋力A(5) 耐久EX(10) 敏捷D(2) 魔力E(1) 幸運D スキル名 スキル効果 狂化EX 意思疎通不可。敵を見かけ次第攻撃を開始するまた、令呪の効果は規格外マスターなら二つで効果がありそれ以下のマスターは二つでコンマ判定で効果発揮(5割)、三つで効果が確実に発揮となる 被虐の誉れ 回避判定時、コンマを-4するまた、一般以上のマスターの場合、一日の終わりに追加でHPを2回復する 耐久EX HPが8になる 宝具名 宝具効果 疵獣の咆吼(クライング・ウォーモンガー) 自身のHPが減少する毎に効果を発揮HPが2減少する度に自身のALLステータスが上昇するまた、自身のHPが5以下の状態になると、毎ターンHPが1回復するようになり、命中コンマに+3されるようになる。この時には、令呪を使用したとしても撤退の選択が不可能になる 強過ぎるかもしれないので、場合によっては調整を 宝具効果で耐久がEX以上になるという事は無いですね
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HERO SAGA 『大戦』 ◆0zvBiGoI0k ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 誰もいない夕焼け空、政庁屋上に東横桃子はいた。 いつもなら綺麗っすねー、と感動していただろう朱色も、今じゃ不気味な血の色にしか見えない。 監視を始めてどれ位経つか、さすがに疲労や飽きが溜まってきたが投げ出す気はない。 一応任された役目だし、気を抜く隙なんて持つ余裕もなかった。 ルルーシュからの途中連絡によるとここに来た3人組は仲間に組み込めそうとのことらしい。 それも3人共戦闘慣れしているらしい。心なしか嬉しそうな声でルルーシュが話していた。 ―――桃子には「計画通り」みたいなとんでもなく悪い顔をしてるとしか思えなかったが。 それから暫くここに留まり態勢を整えると言ったきり応答はなし。まだまだここで見張ってる役目は終わらなそうだ。 するとずっと注視してた闘技場に変化が生じた。正しくは、闘技場の少し南当たりだ。 憶えたズーム機能を駆使して見てみると、トンでもなくデカイ、 もう人って呼んでいいのか疑わしい巨人が辺りの民家や道路をやたらめったらに壊していた。 (バーサーカーってのっすよね……うわぁ、まんまじゃないっすか……) 【おくりびと】から顔と名前は割れておりすぐにそれと分かったが、 狂戦士という名前通りの暴れっぷりに桃子も戦慄する。 (アレと戦うことになるのは……正直遠慮したいっすね) 相手は見るからに理性がない。ステルスだからといって油断してたら見境なく暴れた流れ玉でアッサリk.oされてしまいそうだ。 そのバーサーカーに向かってくる人物が見えた。蒼い甲冑に指に六本も刀をはめる奇抜な構え、 さっき闘技場で闘っていた伊達政宗だった。 (あんだけやった後なのにまだやる気なんすか?勇猛果敢っていうか、命知らずっていうか……) 明智光秀との激闘はここから見ている。目にも写らぬ速さで動いてたから何が何だか分からなかったが とにかく凄い、ということは分かっていた。 あれだけの闘いをしてまるで無傷、なんてことはないはずだ。それなりの消耗をしてるはず。 だというのに大した時間もかけずにまた闘いに向かっていった。 戦国武将なんていう位だから戦ってナンボ、ということなのだろうか。 ちょっと視線を下げてみると橋の方から誰かがやって来る。1人はこちらが一方的に確認してた平沢唯さん、 2人目は綺麗な黒髪の少女、憂がいってた秋山澪だろうか。両頬についてる傷が、生々しい。 そして3人目は……福路美穂子。自分と同じ世界から来た神懸かり的な洞察力を持つ打ち手。 けれど……その左腕は別のものになっていた。びっしりと毛に覆われ、そこだけ縮尺が間違ってるように膨れ上がってる。 それが何なのかはまるで分からないけど、多分、長くないなと漠然に思った。 最期にタキシードに帽子というカウボーイみたいな男の人がいたが、 橋の前でそのまま澪がやってきた方向へと突っ走って行きそのまま伊達政宗と合流してあの化け物と闘いに参戦した。 そうこうしてる間に3人は政庁の前までやって来る。馬にのってる分あっという間に来てしまった。 通信機に手をかける。応答なし。 (ああ、もう何やってんすかルルさん!3人ともソコ入っちゃいますよー!) そんな心の叫びが通じたのか、なにやら3人が揉み合いをしてる。 そして美穂子1人が馬に乗って橋の方へ駆けて行った。 けど、願いもそこまで。唯と澪の2人は政庁の中へと消えていった。 (大丈夫っすかね……唯ちゃんも来ちゃったし、憂ちゃんがどうなるか……) 桃子もまた、憂と唯が遭遇することに危惧を抱いていた。 理由はルルーシュと違って曖昧なものだったが憂が何か危ういものを持っているということには薄々勘付いていた。 とにかくこうなってはあとはルルーシュに任せるしかない。 腕力はないけど口は物凄く回るからどうにか出来るだろう。してもらわなければ困る。 そう決めて双眼鏡を闘技場南に戻す。闘いは美穂子を加えた3対1となっていた。 鉛色の巨人はまるで退く姿勢を見せない。むしろ一斉に向かってくる3人を迎え撃つ構えだ。 そうして―――決着の音が鳴った。 光が満ち、風が轟を上げる。 「ひゃあっ!?」 衝撃の余波に思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。余波といってもちょっと強いそよ風程度でしかないのだが、 絶妙な角度で以て桃子のタイトなスカートをめくり上げる。 双眼鏡を放りそうになりながらスカートを押さえる。 周りに誰もいないし、いたとしても気にも留めないだろうがそれでも恥ずかしいものは恥ずかしい。 (スカートの)安全を確認して再び双眼鏡を向ける。戦闘の跡地にいるのは、タキシードの人1人。 ……既に、息絶える直前だ。 近くに美穂子が伊達政宗を背負って走っている。とりあえず無事らしい。安堵と、残念な感情が芽生える。 残った腕を伸ばしていたタキシードの人が手を落とした瞬間、背後から大爆発が聞こえた。 慌てて後ろを振り返ると、【A-7】の辺りから大きな煙が立っている。 (今度は何すか!?何かが落ちてきた……というより外で何かが爆発したって感じっすね……ん?「外」? 何処の?ならここは何かの「中」ってことっすか?) 疑問が浮かぶ桃子。だが今の時点でその意味を測ることは出来そうもない。 ひとまずこの件は保留にして、戦闘跡地に目を改めて向ける。そこにいるのは男1人。 ただしタキシードは着て折らず、一糸纏わぬ裸体の大男であった。 右の肩から先が失く、目も裂かれているというのにまだ足らぬのか、狂戦士は歩きだす。 (あれ?タキシードの人は……) 見えなくなった姿を探そうと倍率を上げると、地面にナニかの破片が散らばってるのに気付いた。 周囲には夥しい血が振り撒かれていて、その出所は巨人の口の中…… (……イヤまさか……いくらなんでもそれは…………うん、それはない。ないったらないっす!) 自分の目を離した隙に何があったのか、やがて桃子は考えるのをやめた。 さっきからドギマギしっぱなしの桃子は、だがまだ驚愕の展開は終わってはいないことを知った。 「え……嘘、こっちに向かってる……っっ!?」 今までの怒涛の展開で最大級の事態だ。目も見えないというのに危なげに橋を渡り終え、 周りの民家にぶつかっても気にも留めず砕きながら直進して来る。 「まずい……これはホントにまずいっすよ……っ!」 イヤホンを思いっきり握りしめながら小さく絶叫する。これで出なかったら末代まで祟ってやる と半ば本気で考えてた所に 『―――桃子、聞こえるか?』 待ちに待った声が届いた。 「ルルさん遅いっ!何やってたんすか!!』 唯一の取り柄のステルスもこの時ばかりは忘れて思わず叫んでしまう。それ位桃子の心情は穏やかでなかった。 『っっ!!静かにしろ桃子、そんなのではすぐに見つかるぞ』 そこまで言われてようやく自分の不用意さに気付き、気を落ち着ける。 『済まないな桃子。だが文句を聞いてる暇はない。一応当面の問題は片付いた、これから―――』 「それどころじゃないっす!来てるんすよ!」 落ち着いて放す様は、状況を知らないとはいえ桃子の精神を苛立たせる。 声を荒げるのを抑えつつ、目の前、ではなく直下に迫る脅威をいち早く知らせたい。 『……何がだ』 ルルーシュもようやく尋常ならざる様子と気付き声を鋭くさせる。 「バーサーカーっす!メチャクチャな動きでこっちに向かってるっすよっ!! はやく伝えようとしたのにいつまでも連絡しないから―――」 まだまだ文句を言おうとしたのに途中で切られる。 対象は既に突入直前。やがて来る衝撃に備えようと地面に座って、 瞬間、世界が震撼した。 「……………………っっっ!!!」 直下型の大地震は上下に左右に桃子の体を揺らす。 このまま崩れてしまうのではないかと思い、それがあながち空想でないと理解してしまっているから 恐怖が増して襲い掛かってくる。 足が、いや足場がすくんで立つこともままならない。そんな幾度も続く揺れの中で、 『無事か!桃子っ!』 救いの声が伝わった。 『聞け、プラン通りこの建物を爆破する。階段を降りて右に非常用の通路がある。そこを使ってここを出たら俺に教えろ。 その後指示を与える!』 イヤホン越しに部屋の崩れる音と人でない咆哮が伝わってくる中、 それでも冷静に戦略を伝えるルルーシュに頼もしさと恐ろしさが入り混じったものを感じる。 「指示って……ルルさんは大丈夫なんすか!?」 つい、そんなことを口にしてしまう。別にルルーシュが心配なわけではない。 彼とはいずれ敵対し合うかもしれない関係だ。それならここで死んでしまっても問題ないし、 むしろ有難いのではないか。 自分に必要なのは加治木ゆみただ1人。それ以外は何もいらない。それは確かなことだ。 今も今後もルルーシュに対して特別な感情を抱くことは間違いなくないといえる。 けれど―――誰かに働きを、自分の存在を認めてくれていることには、少しだけ感謝したい気持ちはあった。 『フフッ―――何だ、心配してくれるのか? 大丈夫だ、俺は死なないさ』 紛れもない地獄の中にいて、ルルーシュは不適に笑う。 地獄など、もう見慣れたというように。 通信が切れ、1人取り残される桃子。急いで荷物をまとめ屋上の階段を駆け下りていく。 感情の行き先は後回しだ。今は生きて、迫る脅威を打ち払うのが何よりも優先すべき事態。 己の目的を果たすため。 (けどそのセリフ……完全に死亡フラグっすよルルさん) interlude out…… ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「うおぉぉっ!!?」 2人分の叫びが重なった声を聞くや否や、崩壊を起こす正面玄関。 瓦礫の破片から出てきた鉛色の巨人がデュオの視界に飛び込んできた。 「■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――!!」 嘶く咆哮、半死半生とは思えぬ叫びで己の参戦を表明する。 河に落ちずに橋を渡れたのは僥倖という他ない。 単に水の音を聞きつけ歩いていただけというのに丁度その道筋が橋の中央に辿り着けたのだ。 それでも何度か道を踏み外し、その度に橋に亀裂を生み出してようやく渡り切ったのだが。 恐らく次にあそこを渡る者はちょっとした度胸試しをさせられる羽目になるだろうが、 そんな先の知れぬことなど狂戦士が気に留めるわけがない。 街の中―――といっても眼が見えぬ中区別などつかないのだが―――も民家に体をぶつけ、 瓦礫の山を作りながら幽鬼のように練り歩いていたところに、命の気配を嗅ぎ取った。 その瞬間バーサーカーは己の負傷を忘れた。胸に懐いた記憶を忘れた。 ただ出遭った命を食い散らかすだけの猛獣に身を落とした。 何の概念も脚色もされてないKONKURI如きに狂戦士の歩み、否、走りを止められる道理などない。 残った嗅覚と直感をたよりに驀進を続けるバーサーカー。理性なき身、 ましてや眼が利かぬ状態であれば終着駅が巨大な罠と化した建造物など予想しようもないことだ。 そして―――激突。ただし砕けたのはガラスとコンクリートのみ。 見る影もなく傷ついたとはいえ鋼の肉体には破片一つも刺さらない。 「■■■■■■■■■■■■■■■■――――――――!!」 再び吼える。それは攻撃の宣言。もはや片方のみとなった豪腕は、軍配斧を掴み振り上げ――― 自分を見つめている亜麻色の髪の少女へと振り下ろした。 バーサーカーが唯を狙った理由などなんのことはない。ただ近かったからだ。 誰であろうとそこに命があるならそこに剣を振り下ろすだけだ。 力のない少女だろうと手の力に緩みなど起こり得ない。 そうしてまたひとつ、狂戦士は命を潰す ―――直前、軌道を斜めに変える。 そこから向かってくる、己の「死」を回避するため。 地面が抉れる。衝撃で散った瓦礫さえ散弾のような威力。その中心たる斧の一撃の前には 人間など軽く裂きイカに成り果てる。 だがそこに倒れているべき死体はなく、カタナを持つ少女は優雅に立つ。 狂戦士をして死を覚えさせる気配を引き連れて、両儀式は立っていた。 「……式?」 一瞬、別人だと思った。 目の前の少女をデュオは両儀式だと認識できなかった。 顔も服も同じだというのに、はじめて見たかのような錯覚に陥っていた。 ……それとも、これが「両儀式」なのだろうか。今まで自分が見てきた少女は空の器で、 今ここにいるのが本当の…… (って!そんなこと考えてる場合じゃねえだろ俺!) 明後日の方向に飛んでいた思考を連れ戻す。小型のMS並の体躯を誇る巨人を前に1人立つ少女に加勢する為 フェイファー・ツェリザカを巨人に向け構える。 すると式は、するりと片手を刀から外し、夫婦剣の片割れを投げた。 デュオにでなく、その真逆の位置にいた五飛に。 「それ返すぜ。もうオレにはいらないからな」 声を発したのは紛れもなく式だった。違和感は消え去り、さっきまでの無愛想な顔がそこにはあった。 「お前らも下がっとけ。見ての通りアイツ見境なしだ。 オレが引きつけてるから、逃げるなり、横から撃つなり好きにしろ」 ぶっきらぼうにそんな、トンでもないことを口にした。 「バッ―――」 「ふざけるなよ女、俺に逃げろと命じるつもりか!」 獏耶を引き抜き双刀になった五飛が疾駆する。その後に動いた式は、 なのに五飛の遥か前に位置して怪物の前に躍り出ていた。 「デュオさん!どうにかして動きを止めてください!」 後ろでルルーシュが叫ぶ。その意図は理解できる。 さっきの話し合いで言ってた、このビルを丸ごと倒壊させて奴を倒す手段を使う気らしい。 確かにこの見るからに化物然としてる相手にはその手も使うことを考えるのが自然だが、 どうやってこれの動きを止めろと―――? 「ああもうッ!どいつもこいつも人の話を聞かねえなあ!!」 絶叫もそこそこに、デュオもまた激闘の渦中に飛び込んでいった。 ▽――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― わたしがその影を見たとき、はじめに感じたのは恐怖じゃなかった。 恐いとは思った。あの巨人さんがとても恐い人で、わたしも澪ちゃんも憂もみんな殺そうとしていることも理解できた。 それが分からないほどわたしは鈍くはない。 けどそれでも、わたしがはじめに感じたのは恐怖じゃなかった。 巨人さんは服も着ないで寒そうで、体のあちこちに傷がついてて痛そうで、右腕がないのを見てわたしは気絶しそうになる。 目も見えないみたいでなにもないところを手に持ったうちわで叩いている。 そんな姿を見てわたしは、とてもかわいそうって最初に思っていた。 頭に流れてくるのは誰かのいつかの光景。巨人さんは色んな人と戦っていた。 巨人さんと同じくらい大きな、ロボットみたいな人とは3回も戦ってた。 そのたんびに巨人さんは傷ついて、痛がって、苦しがって、ホントに死んじゃうこともあって、 けどどんな目にあっても、巨人さんは戦うことを止めようとはしなかった。 そんな姿を見てわたしは泣きそうになる。この人は多分、ずっとひとりぼっちのままなんだろうって分かっちゃったから。 頼れる人はいない。頼ってくれる人もいない。そんなひとりぼっちの、みんなが敵の世界で巨人さんは頑張ってる。 何のためにかは分からないけど、何かのためにあんなに頑張っているんだってことは分かった。 わたしにも、頑張りたいものがあるから。 それがとっても恐くて、痛々しくて、かわいそうで、でもちょっとだけカッコイイなんて、そう思ってしまった。 こんなことは考えちゃいけない。巨人さんはみんなを殺そうとしてる。 澪ちゃんも憂も死んでほしくないし、他のみんなも死んでほしくない。わたしだって死にたくない。 だから、わたしの中だけでわたしは思う。他のだれにも聞かれない心の中で、応援のエールを送る。 届いちゃったらだめだから、わたしの中だけでくるくる回しておく。 あの人がもう動かなくてよくなったときに、ちょっとだけ元気付けてあげるため。 …………がんばって。 ▽――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「唯っ!!」 状況に追いついてないのか呆けている唯の手を引っ張って現実に引き戻す。 逡巡、近くにコンクリートの塊が地面に突き刺さった。 「なにボッっとしてるんだっ!もう少しで死ぬとこだったんだぞ!」 怒っているとも泣いているともとれる澪の悲痛な顔を見て唯も現状の危険さにようやく気付く。 「2人共逃げろ!一端外に出るんだ!」 傍でルルーシュが叫ぶ。だが「逃げる」という言葉に澪の体がビクンと跳ねる。 もう逃げないと決めた。戦うと覚悟した。けど目の前の化け物はどう考えても規格外だ。 自分程度など敵う以前の問題だ。けどここで逃げるのは…… 「逃げではない。戦略的撤退だ。仕掛けた爆弾を作動させ奴を埋葬する。 俺たちが速く逃げ切るほど勝利の確率は上昇する!」 澪の怯えと意地の相克を知ってかルルーシュが作戦の概要を伝える。 その言葉を聞き、澪も唯の手を掴んだまま既に大きく開けた玄関跡を駆け出す。 「憂、おもし蟹を出せ!俺も乗る!」 「は、はい!」 取り乱しつつも唯よりは冷静に動けた憂はデイパックに手を突っ込む。 そこから明らかに色々と無茶のある大きさの蟹の神が姿を現す。 憂の手に握られた神獣すら律する手綱に従い、主の憂と、その領主たるルーシュが搭乗する。 「わあ、すごい!でっかいカニだっ!」 「唯、だから状況見ろって!!」 ……この期に及んでまだ的外れな意見を飛ばす唯をルルーシュはあえて無視する。 ここまでくると呆れより賞賛したくなる気すらする。 「今は待て、だがすぐにでも動ける準備はしておけ。この距離をなるべく維持するんだ」 襲撃者との距離は約20メートル。崩れた玄関を少し越えた辺り。 離れすぎている気もするが先のセイバーと荒耶宗蓮との戦いから分析する以上、1足跳びで軽く10メートルは行くだろう。 これでも安心し切れないというのが空恐ろしい話だがここをギリギリの妥協点とする。 既に防護服として【歩く教会】を上に羽織っている。飛び散る瓦礫くらいなら防御できるだろう。 そして、脳内を駆け回る稲妻の速度で彼我の戦力を分析する。 まず相手の戦力。敵は1人。サーヴァントと呼ばれる奇蹟の賓(まれびと)、その中で最強と謳われし狂戦士、バーサーカー。 KMFと並ぶほどの巨体。その名の通りの狂戦士だ。 だが、見るからに万全ではない姿だ。右の腕は肩から千切れ、両目は新一文字に裂かれている。 だがそれでいて、この場にいる全ての命を刈り尽かさんとする気迫を見せる。 隻腕の一撃は事もなげに人間を破壊する。まさに一撃必殺の名に相応しい。 それでいて動きは緩慢でなくむしろ俊敏、戦うためだけに存在する怪物だ。 次にこちらの戦力。ここにはいない桃子を含めれば総勢8人。憂はおもし蟹を操り自分の足になってもらわなくてはならないし 桃子の本質はステルス、暗殺不意打ちが真骨頂だ。戦局を決める決定的な一撃以外には使えない。 平沢唯と秋山澪はその内戦力外とみなしていい。平沢唯は言わずもがな、 秋山澪はこの殺し合いを戦う覚悟を見出しており桃子のように策を渡せば新たな駒に成り得るかも知れないが この時点では駒足りえない。憂のこともあるしいっそ馬に乗らせ闘技場へ逃がすのも手だ。 つまりこの場で戦闘に使えるのは両儀式、デュオ・マックスウェル、張五飛の3人のみとなる。 そしてその3人は……あの巨人相手にほぼ互角の立ち回りを見せている。 特に式の動きは身のこなしならバーサーカーに並び立つ。 これならすぐに崩される心配はなさそうだ。 最後に、対策の選択。 このままあの3人に任せていても決着がつくことはないだろう。 互角の勝負、といったがそれは深手の上三対一で相手にしながらも互角にしか持ち込めていないことを意味する。 全力と全力のぶつかり合いで互角なら、勝負は消耗戦に持ち込まれる。 明らかに人間外の存在相手に、あくまで人間の範疇である3人が粘り勝ちできる見込みは、まずない。 ならばやはり、こちらからもう一押しをかけるべきか。 ギアス―――不可。 眼が潰れていてはギアスをかけられないし、そもそも見えていたとしても理解する知能があるかが疑わしい。 桃子による奇襲―――可。 サーヴァントの1人を屠った荒耶宗蓮に有効ならばこの乱戦の中ステルスは十分に発揮するだろう。 だが見ての通り相手は理性がない。無茶苦茶に振った無軌道な一撃が隠れていた桃子に誤爆する危険もまた十分にある。 政庁爆破―――可。 もともとこの施設も対バーサーカー対策の一環として構えたもの。 支柱を崩しこの建物を奴の墓場に変える準備は済んでいる。 だがこれは拠点をあえて放棄するいわば最後の手段、使わずに済むならばそれが一番としていた。 もちろん使わざるを得ない状況なら躊躇しない。仮に今戦っている3人を押し込めたままでも起爆する気すらある。 「憂、手伝え。今の内に仕込みを行う」 デイパックから機材を取り出し片手で器用におもし蟹に仕掛けを施す。 条件はクリアしつつある。あとは最適なタイミングに賽を投入すれば勝負が決まる。 その時が来るまで、魔王は人外の戦いを睥睨した。 ◇――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 剣閃が走る。見惚れるほどの美しい軌跡が少女の手で踊る。 その軌道上の全てが「死」を味わう細い黄泉路だ。通れば、それは死を意味する。 刀を持ち構えを取った時点で両儀式は別人となった。いや、人ですらなくなった。 構えによる自己暗示。ただ生き残り敵を殺すためだけの肉体に作り変える古来の侍を呼び覚ます業。 呼吸すら忘れさせ、殺すことに専心された体の動きは今までの比ではない。 その動きの主の手に握られし太刀。銘は雷切、雷鳴さえ露に消す稀代の名刀。 敵を見据えるは直死の魔眼。生きているなら、神であろうと殺す死を理解する眼。 武器と技術と能力、全てが合致した今の式にかつて根源を目指す魔術師はその望みを断たれた。 その逃れようのない死の太刀に―――狂戦士は対応し切っていた。 防御も回避も選択肢にはない、あるのは攻め、ただただ攻撃あるのみ。 式の攻撃がことごとく致命の一撃であることをバーサーカーは本能で勘付いていた。 傷だらけの肉体では、弱体化した神の加護ごと命を斬られるものと悟っていた。 だが忘れるな古き時代の業を継ぎし者よ。 この身はその古代において大英雄の名を冠し戦士、名を語れぬほど堕ちたとはいえその肉体は健在―――! 「■■■■■■■■■■■■―――!!」 攻めが最大の防御とは誰が言ったか。式の音速の斬撃を、カウンター気味の豪撃で迎え撃つ。 自らの「死」を囮に死神を誘う。 論理的なものではない。ただ自然にそうあれと叫ぶままに四肢を駆動させているに過ぎない。 その戦斧を式は回避する。だが結果、刃は狂戦士の死を突けず虚しく宙に浮いた。 式とていつまでも時間をかける気はない。全ての攻撃を必殺の意で放っているし、 痛みなどという余分な感情を排除した現在ならば腕の一本犠牲にしてでもその身に死を刻みつけようともしている。 だが迫る一撃が全て絶命を確約させるというのなら話は別だ。 体躯の関係上相討ちにすら持ち込めない。大英雄の前に必殺は必殺足りえず、悪戯に時間は過ぎていく。 そして時間が経つほどに戦況はバーサーカーに傾く。式1人の全力ではこの怪人に死を通すことはできない。 けれど敵は、式1人ではなかった。 「どこを見ている!」 無防備な背後を双剣で斬りつける五飛。担い手のない剣とはいえ宝具に数えられる神秘、 モビルスーツのみならず生身での戦闘も達人の領域を踏み越えている五飛の腕により剣筋は昇華される。 だがその剣は死を超えた神秘に守られし肌には届かない。 ここに来るより前、赤き弓兵が与えた夫婦剣により断たれた命がバーサーカーに耐性をつけていたのだ。 死角からの攻撃に対し―――だがバーサーカーは見向きもせず前の式にのみ凶刃を振るう。 「無視すんじゃねえよっ!!」 側面からデュオのフェイファー・ツェリザカが火を噴く。銃弾の行方は生の肉を曝け出す右の胸。 傷口に吸い込まれる15.24mm弾。肉が弾け、潰れ、ひしゃげる嫌な音がたつ。 文字通り傷に塩を塗る行為に対し―――だがバーサーカーは悶絶することもなく式だけを見えない目で睨みつけている。 「な―――」 「こいつ―――痛覚がないのか……っ!」 蚊帳の外に置かれた扱いに、デュオが唖然とし五飛が毒づく。 バーサーカーが標的を変えずに戦い続けているのは、これを仕留めなければ次はないと感づいているからだ。 余所からの反撃に注意を向けた隙に、この命は呆気なく刈り取られる。 だからこそあくまで式の命を優先して足を踏み出す。その傍に居る二人も侮れぬと知りながらもあえて無視し続ける。 バーサーカーの痛覚は生きている。生物にとって痛みとは危険を知らせる信号だ。 痛みが与えたものが危険だと、そのままでいると死に繋がると脳が警告を発するのだ。 ……翻せば、死を恐れていなければ痛みなどどうでもいいことなのだ。 精神が肉体を凌駕したというべきか。残りの三肢と頭部、心臓さえ無事ならばどれだけ痛もうが関係ない。 傷の痛みなど、それを超える気迫と覚悟で耐えればいい。幾度も死を超えてきたバーサーカーにとって、 死など恐るるに足らぬ些事に過ぎない。 そして現状、己からそれを奪うに足る力を持つのは正面の相手だけだと肌で感じていた。 だからといってデュオ達の攻撃が無意味なわけではない。振るわれる剣はともかく、 放たれる銃弾は外皮のない肉を抉り臓器へと食い込もうとしている。 それを筋肉を硬直させ必死に耐え忍んでいるのだ。 そう、今のバーサーカーは「必死」だった。狂化している今余力を残す思考など存在していないが 奥底に眠る理性すら燃やし尽くしてでもなければこの敵達を駆逐できないと覚悟を決めているのだ。 それは燃え尽きる蝋燭の輝き。少しずつ、だが確実に大英雄はその命を削っていく。 だがそれ以上に、巨体から振るわれる暴力の塊をかわし、流し、間合いに踏み込もうと肉薄する式の消耗は激しかった。 つまり、この戦いははじめから一騎打ち。 式の体力が尽きる前ににデュオたちがバーサーカーの無抵抗な肉体を貫くか、 無抵抗の身体に受ける傷が限界を迎える前にバーサーカーが式の体を押し潰すかにかかっているのだ。 そして一騎打ちで、最強のサーヴァントたるバーサーカーが遅れを取ろう筈がない―――! 「―――――、―――、―――――――、」 そして限界は訪れる。呼吸を乱し、激しく肩を上下させる式。 「死」は視えている。触れれば殺せると直感がある。刀を手にし装備も万全だ。 けれど届かない。どれほど異能や肉体のスペックが高かろうともあくまで神秘が薄まった現代に産まれ落ちた式には、 自分より遥かに生物として格上の存在との戦闘経験が圧倒的に不足していた。 ましてや相手は数え切れぬほどの魔獣を倒したヘラクレス。経験の差は如何ともしがたかった。 ここぞとばかりに一際大きな一撃を見舞おうとするバーサーカー。これに対し、式は動きが追いつかない。 ……ここで、おしまいか。 目の前に迫る死が、ゆっくりとやってくる。どうしようもない死の象徴が獲物に牙を突きたてようとする。 ……これで、おしまいか。 心の中は、あいかわらずがらんどう。その空白を求めて人を殺すことに躍起になっていたのに、 今もまるで何の感慨もわかない。 ―――また、あそこにもどるのか。 それは、嫌だ。死は、あんなに深くて、黒くて。あんな恐いところに堕ちていくのはもう御免だ。 ……それじゃあ、いきるのか。 けれど、刃はもうわたしの頭上に落ちていく。後ろで金属が肉に弾かれる音と銃声が響いてるけどまるで止まる気配がない。 そのまま大上段からの一撃は私の脳天を――― “―――君を、許さないからな” 雪の中。聞いたことのない、あいつの声を聞いた。 「――――――――――」 誰を許さないのか、何を許さないのか、それすらも判然としない。 それでも、その言葉を裏切ってはいけない気がして。 柄に両手をかけ、わたしは自分の体を刀へ預けた。 ■――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― その場で膝を突いた敵目掛けて、バーサーカーは軍配斧を振り下ろした。 確実に仕留めたはずだった。背後からの斬撃と銃撃も堪え切って狙いを外すことなく両断した筈だった。 だが2つに割れたのは人間の体ではなく、 己の手にする斧のほうだった。 ……真っ直ぐに落ちてきた分、視えやすかった。 相当使い込まれてたらしい斧は線を視るまでもなくヒビだらけでアッサリと半分程の長さまで短くなっていた。 それでも対応できたのは刀を手にして余計な意識を排除したからだけど。 「式!こっちだ!」 少し遠くでデュオが叫んでいる。こっちに来い、ってことだろうか。 体はまだまともに動きそうもないのでもう少しだけ刀は離さないままにする。 「■■■■■■■■■■■■―――!!」 武器が壊れたと知るや否やその野太い脚で蹴り上げに来るバーサーカー。それを真横に飛び脱兎も追いつけぬ速さで離脱する。 退避などさせぬと逃げた獲物の気配を追う。 バーサーカーは気付かない。その先が斜陽の差す外であり、自分1人が政庁の内部に取り残されてることに。 向かうその先に待ち構える、少女の操る蟹の神に括り付けられた発射管に。 「撃て」 そして今、直撃すればKMFすら破壊するミサイルが自分めがけて発射されたことに。 英雄でも戦士でもない、ただの人間ならば誰でも分かる死を前にして、 「■■■■■■■■■■■■■■――――――!!!」 煉獄にまで響く咆哮を残し、狂戦士は爆炎の中に消えた。 時系列順で読む Back HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 Next HERO SAGA 『崩落』 投下順で読む Back HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 Next HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 張五飛 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 デュオ・マックスウェル 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 両儀式 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 平沢憂 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 ルルーシュ・ランペルージ 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 東横桃子 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 平沢唯 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 秋山澪 215 HERO SAGA 『崩落』 215 HERO SAGA 『角笛Ⅱ』 バーサーカー 215 HERO SAGA 『崩落』
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アニメキャラ・バトルロワイアル4th @ wikiにようこそ パロロワ総合板にて進行中のリレーSS企画のまとめwikiです。 キャラの死亡、流血等人によっては嫌悪を抱かれる内容を含みます。閲覧の際はご注意ください。 現在、フリーメールアドレスのログインユーザー申請をお断りさせていただきます。 現在の本スレ http //jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/14759/1488667257/ 現在の予約 予約者(敬称略) 予約しているキャラ 予約期限 延長 予約期間は3作以上書いた人は7日間、延長宣言があればさらに7日延長可能。2作以下の人は延長なしの7日間。 (2016/05/20(金)ルール改正) 未収録作品 作者 作品名 登場しているキャラ 状態 メニュー 本編SS目次・時系列順 本編SS目次・投下順
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キャラクターがロワに参加した時期のまとめ 【けいおん!】 名前 参戦時期 平沢唯 2年生になって以降で、夏服を着ている間 秋山澪 本編9話『新入部員!』以降 田井中律 二年生の文化祭演奏・アンコール途中 琴吹紬 平沢憂 中野梓 本編終了後 【咲-Saki-】 名前 参戦時期 竹井久 天江衣 19話「友達」終了後 福路美穂子 最終回の合宿の後 池田華菜 加治木ゆみ 団体戦終了後 東横桃子 【新機動戦記ガンダムW】 名前 参戦時期 ヒイロ・ユイ アニメ後半、ヒイロが精神的に成長した頃以降 デュオ・マックスウェル 一応17話以降 張五飛 Endless Waltz三巻、衛星軌道上でヒイロを待ち構えている所 ゼクス・マーキス トレーズ・クシュリナーダ サンクキングダム崩壊以降 リリーナ・ドーリアン 36話、王国(サンクキングダム)崩壊から38話、女王リリーナ誕生誕生までの間 【戦国BASARA】 名前 参戦時期 伊達政宗 信長の危険性を認知し、幸村、忠勝とも面識のある時点。長篠の戦いで鉄砲で撃たれたよりは後 真田幸村 長篠の戦い後~武田信玄が明智光秀に討たれる前 織田信長 光秀が本能寺で謀反を起こしたor起こそうとしていることを知っている時期 明智光秀 本多忠勝 第12話で安土城へと向かっている途中 片倉小十郎 第11話、明智光秀との一騎打ちに臨んだ直後 【とある魔術の禁書目録】 名前 参戦時期 上条当麻 アニメ本編終了後 御坂美琴 白井黒子 本編14話『最強VS最弱』以降 一方通行 月詠小萌 本編6話以降 海原光貴 【Fate/stay night】 名前 参戦時期 衛宮士郎 第12話 「空を裂く」直後 セイバー アニメ20話途中、士郎との喧嘩直後 アーチャー 第12話 「空を裂く」直後 バーサーカー 14話 理想の果て直後 ライダー 第12話 「空を裂く」より前 キャスター 18話「決戦」 【空の境界】 名前 参戦時期 両儀式 黒桐幹也 第三章「痛覚残留」終了後 浅上藤乃 式との戦いの途中 荒耶宗蓮 玄霧皐月 式と対峙し、勝負する直前 【ガン×ソード】 名前 参戦時期 ヴァン 26話「タキシードは明日に舞う」にてカギ爪の男を殺害し、皆と別れた後 レイ・ラングレン 第8話~第12話のどこか カギ爪の男 ファサリナ 21話「空に願いを、地に平和を」のヴァン戦後 プリシラ 17話途中、水着着用時 【逆境無頼カイジ Ultimate Survivor】 名前 参戦時期 伊藤開司 Eカード開始直前、賭けの対象として耳を選択した段階 利根川幸雄 焼土下座終了以降 兵藤和尊 安藤守 エスポワール号下船後 船井譲次 【コードギアス 反逆のルルーシュR2】 名前 参戦時期 ルルーシュ・ランペルージ R2の25話、スザクに刺されて台から落ちてきてナナリーと言葉を交わした直後 枢木スザク ラウンズ撃破以降~最終決戦前の時期 C.C. TURN 4『逆襲 の 処刑台』からTURN 13『過去 から の 刺客』の間 ユーフェミア・リ・ブリタニア 一期22話「血染めのユフィ」の虐殺開始前 アーニャ・アールストレイム 少なくとも21話より以前 【化物語】 名前 参戦時期 阿良々木暦 アニメ最終回(12話)終了後 戦場ヶ原ひたぎ アニメ12話の後 八九寺真宵 「まよいマイマイ」終了後以降 神原駿河 アニメ最終回(12話)より後 千石撫子 【機動戦士ガンダム00】 名前 参戦時期 刹那・F・セイエイ セカンドシーズン第23話「命の華」 グラハム・エーカー 1stシーズン25話「刹那」内でエクシアとの最終決戦直後 アリー・アル・サーシェス 第九話、刹那達との交戦後
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┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:バーサーカー┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:????? 【レベル】:100~ 【アライメント】:秩序/狂┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋】:A+++(A) 【耐】:A++(B) 【敏】:A++(B) 【魔】:A+++(A+) 【運】:E 【宝】:EX┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ l _.....-―-....._ 、. .l', ,.. 彡イ//`丶ヽ `丶、 'ヽ .l , / イ // \ヽ// ヾヽ ' ヽ ! ', /∠ __//,..<  ̄ ̄r≧=- ,.ヽヽ ', ヽ ィ l , / /!l ̄ ¨¨フ ´r= ´  ̄ ̄ ゝ'ゝ'ゝ乂、 ', ヽ , '" / 、 ! , { / !l / r'''¨ ∧=-、 ', ハ´_,,,'" !トl ! ハ乂 !lノ r'' ' ! l ヽ ∧ヽ ヽ .', / }、 `ヽ '.} ', l , ィ''フ ト、 r ´ l ,′,' l l ! , ∧>、》 .》 ノ ヽ入 ', // .ハ ! / ..イll }} ¨ { l / /l { } },斗 ' } ∧ >、 ! ', ! !ヽ {! / } ! {{_ノ !! l! ! ヤ=ァト,、 l ., /.! l! ! ' ハ、 \} ヽ. ゝハ .!_ .}/ /', .!/} {{ノ ! l | l / ', | ! !', /_レ_! ! / .ハ ` < ! ヽ `ヽ ヽ _ 《 / / ! .! / l ! xェzz-,,_ l/ , /ィやヲノ / l .ハ `¨, ヽ ヽl! ヽ _ ∨ /! .{ , / .! ,{ 弋心シ ′ー ´,' ノ ,', .ハ 〈ゞ、__ ! ヽ ヽ }/ ゝ 《 ゝ! .! Y l |! マ、 ' /l .ト, ', ゝ_, ィ マ≧_、 ヽ ヽ ヽ フ ', 'l l .! l !{ マ、 ゝ= ''´ ィ__.! l ハ 'r≦ニ/、 _ マニニ≧_、 ヽ ヽ ゞ´ ヽ ! l ! ′ { .ハ マ> 。 。<、ニニ! lニハ マニ/ニニ',_}ニニニニハ.、 ヽ ヽ ノ /l .! .! /_、 ,ム マヽ ゞ=/≧≦フ マニニ! .!ニハ マニニニハニニニニ∧ ',__ ヽ ヽ ┐_ / x-! l ! f }_}// ゝゝマ\ ', ヽ' }} {{ ヽニ! .!ニニ} }ニニニ/ニ!ニニニニニ, ゝヽ ヽ ノ.. / .乂 ', ! .! ソ|_}≧_、マ,≧=-、 , .!! ヾ 、 _ ェ}ニ! /ニニノ.ノニニ,'ニニlニニニニニニ', ;ィ=、} ヽ ヽ../ / ', l l /ニ!ニニニ≧、 }ニハ マニ!!ニヾ 、ニニニ.! '-=彡."ニニニ,ニニ.!ニニニニニニ,! ヽ ヽ ヽ" ̄ヽ/_ ,l .!/ニ.!ニニニニニヽニ', 'ニllニニヾ 、ニニ! {ニニニニニニ,ニニ|ニニニニニニ\ゝ ,,-ヽ ヽ ヽr=''¨ l !ニニ!ニニニニニ.!ニ.} }ニllニニニヾ 、ニ{ ,ニニニニ/ニニ.|ニニニニニニ> ´<_ ヽ } /! .!ニニ,_ノ|/!ニ}ニ,' ,'ニ!!ニニニ}ニニヾ ,、 \ニニニ/,===‐ニニニ> ´ ,=-く''‐ _ ヽ / ̄ゝノ ./ニ! .!ニニヾ,ニニ.',=/=/ /=〃ニニニハニニ,,.ゝ  ̄ ̄ /` ‐.、¨''‐、ニ/―==‐" ヽヽ `丶、 ヽ ゝァ /ニニ! .!ニニニ!ニニ.レ/ .ノ=〃ニヽニ/ニ}///フ/` ー ´ \ > 、 > 、 \ ヽ\ \ヽ ゝ ,ニニl lニニニ}ニ>´≦ニニ〃ヾニニヽニ"ニ≦彡} ', ∧∨ .\ \ ヾ <ヽ ヽ ハ \ ヽ / {ニニ| |ニニニ!-‐ ´ }≧〃ニ===-====≦_! V ∧∨ ヾ, ヽ`ヽ \ ヽ', ∨ ∧ .\ { !ニニ! |ニニニ.! .l=〃ニニ===―===ニニニ! .∨ ∧∨ ハヽ ', \ \ .∨ ∧ ヽ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【クラススキル】○狂化:EX筋力・敏捷・耐久を3ランク、魔力を2ランクアップさせるが、理性のをすべて奪われる。また、令呪によって強制させるのは不可能。(つまりバーサーカーが許容したことのみ使用可能)もはや~~~~~~とかそういうレベルじゃない。┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【固有スキル】-NO DETA-┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫【宝具】-NO DETA-┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛